似顔絵

意味が分かると怖い話

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本編

最近、強盗殺人が続いている。
被害者の家には外から侵入した形跡はなく、被害者が犯人を招き入れていると予想される。

犯人は顔見知りのはず。

そこで警察は被害者の友人を中心に捜査を開始した。

そんな中、また、強盗殺人事件が起こる。

家主の女性は殺害されてしまったが、遊びに来ていた被害者の友人は生き延びた。

そして、その友人は犯人の顔を見ていたので、似顔絵が作成された。

その友人の話では、犯人は自分の知り合いではないのだという。
ただ、殺害された家主の女性は、犯人を知っているようだったという証言があった。

警察は似顔絵を元に捜査を続けるが、見つけ出すことができない。

そして、また、強盗殺人が起きてしまった。

似顔絵があるのに、犯人を見つけられない警察に非難が殺到した。

終わり。

■解説

犯人は、犯人を見たと言った友人。
似顔絵はでたらめだったため、警察は見つけ出すことができなかった。
また、友人は容疑者から外れていたため、被害者は疑うことなく家に招き入れてしまった。