2024-11

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：蟻〉　　　〈次の話へ：失恋〉 本編 俺の１つ上の兄貴がかなり上の高校に受かった。かなり嬉しかったらしく、今でもその高校の受験票を机の上に残している。　最初はおめでとうという気持ちがあったが、兄貴は...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：嘘つき〉　　　〈次の話へ：蟻〉 本編 俺と親友と彼女は、いつも一緒にいた。学校や休みの日も、ほぼ毎日３人で遊んでいた。　そんな俺や親友が、彼女のことを好きになるのは当たり前のことだった。　いくら親...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：換気の窓〉　　　　〈次の話へ：告白〉 本編 僕はTが嘘を付くのを見破れる。なぜならTは嘘を付いたとき、左目の下が一瞬、動くからだ。　「俺、昨日の晩御飯はうな重だったんだよ」　目の下が動いた。嘘だ。...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：深夜のタクシー〉　　　〈次の話へ：嘘つき〉 本編 うちのアパートは古いせいか、お風呂場に換気扇が付いていない。小さな内開きの窓が付いているだけだ。　だからいつもお風呂やシャワーのときに、開け閉めす...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：影〉　　　〈次の話へ：換気の窓〉 本編 男はタクシーの運転手をしている。昼間は寝て、深夜をメインに働いていた。　ある日、男は若い女性を乗せる。女性は街中に行くように男に言うが、男は山奥にタクシーを...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：動く写真〉　　　〈次の話へ：深夜のタクシー〉 本編 今日はいい天気だ。手で影を作らないといけないほど太陽が眩しい。こんなことなら帽子でもかぶってくるんだった。　でもこれくらい天気がいい方が好きだ。...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：おかえり〉　　　〈次の話へ：動く写真〉 本編 「よお、お待たせ」「あれ？　随分早かったな」「え？　そうか？」「だって、温泉に寄って来たんだろ？」「そうだけど。あそこから３０分くらいだろ」「いや、あ...

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：シャッターチャンス〉　　　〈次の話へ：渋滞〉 本編 両親も亡くなり、兄弟もいない私の心の支えは飼い猫のみーちゃんだった。　生まれたばかりで捨てられていた、寂しそうなみーちゃんがまるで私のようだと思...