ワープ装置

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■本編

ある国が、ワープ装置を開発した。
 
それは一度、送る物体を分解し、その情報を離れた場所に送り、再構築するという方法である。
 
その理論は完璧で、様々な物のワープが成功した。
 
そして、その次は人間もワープできるか、という実験が行われる。
理論上は可能のはずで、実験でも想定通り、人間の身体も再構築することに成功した。
 
だが、その実験以降、人間がこの装置を通ることはなかった。
 
終わり。

■解説

肉体の再構築は成功したが、精神までは再構築することができなかった。
つまり、ワープ装置を通った人間は、精神が壊れてしまった。

 

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