雪だるま

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■本編

僕は弟のタカヒロのことが嫌いだ。
甘ったれで泣き虫で、本当にイライラする。
 
今日も雪が積もって嬉しくて外で遊んでたら、タカヒロが一緒に遊んでって言ってきた。
だけど、僕は一人で遊びたいから、そこで立って見てろと言った。
 
僕は積もった雪で、雪だるまを作った。
 
大きな雪だるまを2つと、その真ん中に小さい雪だるまを1つ。
お父さんとお母さんと僕だ。
 
すると、お母さんがやってきて、「タカヒロのも作ってあげて」と言われた。
 
僕は仕方ないから、もう一つ雪だるまを作った。
 
その日の夜。
僕はお父さん、お母さん、僕の3人で眠った。
 
終わり。

■解説

語り部は弟を雪だるまにした。
(雪の中に入れた)

 

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