■本編
一人の少女がいる。
その少女は純真無垢で清廉潔白だった。
そんな少女を神は愛していた。
ある日、少女は戦争の悲惨さを知り、涙する。
三日三晩、少女は神に祈り、願い続けた。
「世界から争いを無くしてほしい」
神は少女の純粋な願いを受け入れた。
そして、少女の願いは叶う。
世界には少女一人だけが残された。
終わり。
■解説
争いを無くすには人間自体を消せばいいと神は考えた。
また、少女以外に誰一人残さなかったということは、純粋無垢な少女でさえも、人といれば争いを起こすと判断されたと考えられる。