防犯カメラ

意味が分かると怖い話

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本編

最近、誰かに見られている気がする。

外にいても、家の中にいてもだ。
しかも家の中の物が無くなっていたり、移動していたりしている。

誰かが留守の間に入り込んでいるのかもしれない。
正直、ストーカーかと思ったが、友達に自意識過剰だと笑われた。

でも、この見られているという感覚は気のせいだとは思えない。

そこで、部屋の中に防犯カメラを設置した。
絶対に証拠をつかみたいので、奮発して、最新のカメラを買ったのだ。

このカメラは動くものを検知すると録画を開始する。
怪しい人間が入り込めば絶対に撮り逃しなく、録画してくれるというわけだ。

なので、何も映っていない動画を延々と確認するということをしなくて済む。
つまり、録画されているということは、誰かが侵入しているということだ。

これで必ず、犯人の尻尾をつかんでやる。

そう気合を入れていた。
この3日間、寝る前に録画を確認してみたが、カメラには何も録画がされていなかった。

やっぱり、友達の言う通り、気のせいだったのかもしれない。

終わり。

■解説

語り部は防犯カメラを『部屋の中』に設置している。
そして、そのカメラは動くものを検知すると録画を開始する。
だが、『3日以上』録画は開始されていない。
部屋には『語り部』がいるはずなのに、録画が開始されていないのはおかしいということになる。