年越しそば

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本編

大晦日に年越しそばを食べながら新年を迎える。
 
これは俺なりのこだりというか、ゲン担ぎのようなものだ。
もう30年以上、毎年やっている。
 
これをやらないと年明けって感じがしない。
 
なのに、今年はそばを買うのを忘れてしまった。
 
だから、慌てて買いに行く。
 
けど、今年は必要なかったなぁ。
 
終わり。

■解説

年越しそばが必要なかったということはどういうことか。
それは年越しをしないということ。
つまり、語り部は年を越せずに死んだということになる。