本編
その子供は人懐っこく、誰とでも仲良くなれた。
人懐っこい性格はいいが、誘拐されないかが両親は心配だった。
なので、子供に「絶対に知らない人には着いていかない」と言い聞かせてきた。
子供は両親の言うことをしっかりと守った。
しかし、そんなある日、子供は誘拐されてしまった。
警察の必死の捜査も虚しく、子供は犯人によって殺害され、両親の元へと帰ることはなかった。
終わり。
■解説
子供は両親の言うことを守ったのに、なぜ誘拐されてしまったのか。
それは犯人が「知り合い」だったからである。
知っている人間だったから、着いて行ってしまった。