2023-10

その女性はある宗教にハマっていた。 その宗教の教祖は神のような力を持っているのだという。 人の心を読むことはもちろん、壊れたものを修復し、どんな病気も癒し、なんと死んだ人も生き返らせるのだという。

掘り出し物が好きなTは、お店を回るのが日課だった。 いつもは個人店や骨董品、中古屋などを回るのだが、その日は何となくデパートに行ってみた。 デパートは新しい物しか売っていないので、見て回ってもTにとって望むようなものは置いていない。 せっかく来たのだから、一通りは回ってみようと歩いていた時だった。

その家は畜産業を営んでいる。 その家に住んでいる家族は８男６女の大家族である。 その三男は弟、妹たちの面倒を見ることで日々、精いっぱいだ。

その男は霊感が強く、霊の声が聞こえ、とり憑かれやすいことで日々、悩んでいた。 一度とり憑かれれば、成仏するまで離れてくれない。 なので、よくお寺に行ってお払いしてもらっていた。

男は5歳の頃、隣に住む画家に似顔絵を描いてもらった。 だが、その当時、男は出来上がった似顔絵に対して、「こんな変な顔じゃない！」と怒った。 それから３０年後。

ある町で成人式が行われた。 その成人式に参加したSは、同じく参加したKと家で飲むことにした。 初めての飲酒ということでテンションが上がるSとK。 大量に酒とおつまみを買い込み、Kの家へと向かう。

俺は昔からゲームオタクだった。 新作の発売日には学校をサボって買いに行き、クリアするまで1日の睡眠時間を２時間に削るくらいのことは平気でやってきた。

私は今まで、立てた目標をすべて達成してきた。 勉強や部活の成績、高校や大学受験、就職活動。 そして、会社での成績。

うちの近所に、弱小なのに妙に所属人数が多い男子サッカーのクラブがある。 大会に出ても、よくて2回戦まで。 そして、コーチも別段有名というわけでもなく、そのへんにいるサッカー好きのおっさんだ。

女はとても貧乏だった。 夫は借金を残し、家を出て行ったため、その女一人で子供を養っていかないといけなかった。 働いても働いても、一向に生活はよくならない。