男は彼女と一緒に山登りをしている。
男は大きなリュックサックを背負い、彼女の方は手ぶらだった。
登山の途中、男はかなりしんどそうにしているが、彼女の方は汗一つかいていない。
汗を大量にかいて喉が渇いていても飲み物がないので、男は我慢するしかなかった。
さらに汗が冷えて、とても寒い。
男は着替えでも持ってくればよかったと後悔した。
もう少しで頂上だったが、男は8合目付近で登るのを止める。
もうすぐで日没になる。
男は慌てて下山した。
帰りは比較的、順調に降りることができ、真っ暗になる前に山から出ることができた。
本当に疲れたと感じた男は、もう登山はこりごりだと思った。
そして男が背負っているリュックサックの中身は空だった。
終わり。
■解説
男は彼女をバラバラにしてリュックサックの中に詰めていた。
そして、山の中に埋めて、下山したのである。