本編
その少女は、ある男を愛していた。
しかし、少女と相手の身分は全く違うため、どう見ても釣り合わなかった。
相手の親にはもちろん、周りに相談しても、全員に反対される。
それでも少女は、どうしてもその相手と結婚したかった。
そこで少女は相手に駆け落ちして、結婚してほしいと懇願する。
だが、それは無理だと断られてしまった。
それを聞いた少女は絶望した。
そして女を殺した。
結婚できることを信じて。
終わり。
■解説
男に絶望したはずなのに、女を殺害するのはおかしい。
そして、男は結婚してほしいという少女の言葉に「無理だ」と返している。
つまり、男は既婚者で、少女が殺害したのは男と結婚している女である。