本編
私は大の猫好きだ。
でも、猫アレルギーだから飼うことはできない。
だからいつも遠くから野良猫を眺めている。
そんなとき、一匹の野良猫が家の庭に来た。
餌をあげるようになってから、毎日来るようになった。
仕事から帰ったら、窓を開けて餌を置く。
すると野良猫がやってきて、餌を食べる。
それを家の中から眺めるのだ。
それが一日の楽しみになっている。
今日も帰ったらすぐに餌をあげよう。
そう思って、家のドアを開けたら既に野良猫がいた。
まるで出迎えてくれたようでうれしい。
今日の餌は奮発しよう。
終わり。
■解説
ドアを開けて猫がいるということは家の中に入っていることになる。
猫アレルギーの語り部は、この後、アレルギー症状になる可能性が高い。