■本編
男は嫉妬深い上にプライドが高く、他人を信じられない人間だった。
男は仕事では特に優秀ではなかったが、自分よりも優秀な人間を騙し、潰し、退社に追い込むことで自分の地位を守ってきていた。
男よりも優秀な人間がいなくなったことで、男はドンドンと出世していく。
そして、ついには代表取締役にまで昇りつめた。
だが、その立場になり、男は今までしてきたことを酷く後悔した。
その後まもなく、男は自殺をしてしまった。
終わり。
■解説
男は優秀な人材を会社から追い出している。
しかも、男は仕事では優秀でない。
周りはそんな男よりも仕事ができない人間ばかりになっている。
そんな会社がいつまでも利益を得続けることは難しい。
男は大損害を出している会社の取締役になり、全ての責任を押し付けられてしまった。