本編
青年はもう、10年以上、働かないどころか家から出ていない。
だが、家族はそれを咎めることはないし、何も言わない。
それどころか、毎週末には青年の好物を欠かさず作っている。
今日も母親は、当たり前のように妹に頼む。
「ハンバーグできたわ。あの子に持って行ってくれる?」
「はーい」
青年の妹は嫌な顔を一つ見せずに、ハンバーグを持っていく。
そして、仏壇で手を合わせた。
終わり。
■解説
青年は既に死んでいて、10年が経過している。
意味が分かると怖い話青年はもう、10年以上、働かないどころか家から出ていない。
だが、家族はそれを咎めることはないし、何も言わない。
それどころか、毎週末には青年の好物を欠かさず作っている。
今日も母親は、当たり前のように妹に頼む。
「ハンバーグできたわ。あの子に持って行ってくれる?」
「はーい」
青年の妹は嫌な顔を一つ見せずに、ハンバーグを持っていく。
そして、仏壇で手を合わせた。
終わり。
青年は既に死んでいて、10年が経過している。