本編
そのシスターが子守唄を歌うとどんなに激しく泣いている赤子でもピタリと泣き止んで眠ってしまう。
今日は数年ぶりにある夫婦が赤子を連れてきて、シスターに子守唄を歌ってほしいと相談してきた。
シスターはなんとか夫婦を説得したが、その夫婦は子育てに疲れ切っていて、どうしてもシスターにお願いしたいと頼んできた。
シスターは仕方なく赤子を預かる。
突然、火が付いたように赤子が泣き始めた。
シスターは子守唄を歌い始める。
赤子はぴたりと泣き止み、眠りについた。
終わり。
■解説
シスターは赤子を永遠の眠りにつかせている。
つまり、夫婦は赤子を始末したくてシスターに頼み込んだ。