命の板

意味が分かると怖い話

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本編

男は恋人とともにボートで海上を走っていた。
しかし、無謀な運転と台風が近づいてきていた影響で波が高く、ボートは沈没してしまう。
 
それから2日後。
男は偶然浮かんでいた小さな板に掴まることでなんとか溺れず、海を漂っていたところを救助される。
 
恋人の方はボートが沈没した際に離れ離れになってしまったと男は話した。
 
それからさらに1週間後。
恋人の遺体が発見された。
 
そして、その恋人の胸のところにはくっきりと男の手形が付いていた。
 
終わり。

■解説

男の手形はいつ、恋人についたのか。
それは小さな板に、掴まった際に恋人も掴むと沈んでしまうため、突き飛ばしたときについたもの。
つまり、男は自分が助かるために恋人を犠牲にした。