本編
男は外国にやってきた。
治安が悪い国だったが、男にとってそれは都合がよかった。
しかし、運悪く、男はギャングに捕まってしまう。
拘束され、身ぐるみを剥がされ、パスポートから身元が特定されてしまう。
ギャングは、パスポートの住所に電話をし、相手に対して身代金を要求する。
そのことに男は青ざめる。
男の予想通り、相手は身代金は払わないと言う。
そして相手はギャングに対してこう言った。
「息子ならここにいる」
終わり。
■解説
男は他人のパスポートを使って入国していた。
つまり男も犯罪者だった。