シャッター

意味が分かると怖い話

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本編

俺の両親は駄菓子店を営んでいる。
といっても、家と繋がっていて、道楽でやっているような店だ。
 
久しぶりに夏休が取れたので実家に帰ってみる。
すると、珍しいことに店はシャッターが閉まっていて、中から鍵がかかっていた。
 
仕方ないから裏口の玄関から合鍵を使って中に入る。
すると、物凄い異臭が漂っている。
窓を閉め切っているせいか、本当にヤバい。
 
何の臭いか探していると、居間に両親の死体があった。
ナイフで滅多刺しされている。
 
俺は警察に電話をかけようと、スマホに手を伸ばした。
 
終わり。

■解説

シャッターと玄関のドアが内側から閉まっていて、さらに窓も締め切っている状態と語り部は言っている。
つまり、両親を刺した犯人はまだ家にいるということになる。
この後、語り部は犯人に襲われる可能性が高い。

 

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