本編
男は昼間にある豪邸に泥棒に入った。
家の中を物色していると、若い女性が家に入って来た。
男は慌てて逃げようとしたが、女性が「弟の友達?」と聞いて来たので、男はその場を取り繕うために「そうです」と言って話を合わせた。
すると、女性は「ごゆっくり」と言って、家を出て行った。
男はホッとして、再び家の中を物色する。
それから数分後。
家の周りに警察が集まり、男は捕まってしまった。
男は、女性が自分の嘘を見抜いて、警察に通報したのだろうと思い、すぐに逃げなかったことを後悔した。
その後、この豪邸に住む一人暮らしの老人から、宝石が盗まれたと被害届が出された。
終わり。
■解説
男は物色の途中で警察に捕まっているので、何も盗めていないはずである。
また、その豪邸は老人が一人で暮らしていると言っている。
では、現れた女性は何者だったのか?
それは女性も泥棒で、男が捕まり、連れて行かれている隙に盗みに入ったのである。