■本編
男が目覚めると、そこには何もない部屋だった。
あるのは部屋の前方と後方にドアが1つずつあるだけで、それ以外、窓もないような部屋だった。
混乱する男だったが、とりあえず部屋から出ようとドアを開けようとするが、鍵がかかっている。
よく見るとドアには「この扉を開くためには下の問題を答えろ」と書かれており、その下に何やら問題が書いてある。
そして、ドアの横には答えを入力するパネルがあった。
男は時間がかかったが、何とか問題を解くことに成功した。
その答えをパネルに入力すると、ドアの鍵が外れ、開けることができる。
だが、その先の部屋も同じようにドアがあるだけで、他には何もない部屋だった。
そして、ドアにはまた問題が書かれている。
その問題の答えを解くと、ドアの鍵が外れ、次のドアが開くことができる。
男は出口を目指して、問題を解き、次の部屋へと入る。
それを10回ほど繰り返したときだった。
ドアに「この扉を開くためには下の問題を答えろ」と書かれていた。
それを見て、男は絶望した。
終わり。
■解説
男は最初の部屋に戻ってしまった。
つまり、男は永遠に出られないことになる。