■本編
12月に登山のために山に入った男が遭難した。
捜索隊が山に入り、探したがそのときは男を見つけることができなかった。
だが、男の家族は諦めることなく、山に入って捜索していた。
そして、8月。
猛暑の日に、男の遺体を家族が探し当てた。
どうやら、足を滑らせ、崖の下に転落したようだった。
家族の話では崖の近くで、男が着ていたジャンパーを見つけ、下を覗いてみたら遺体を見つけたという話だ。
遺体には争った形式もないところから、暑くてジャンパーを脱いだ際にバランスを崩して落ちたのだろうと判断された。
男の家族は遺体だけでも持ち帰れてよかったと涙ながらに語った。
終わり。
■解説
男が遭難したのは12月。
その時期に、暑くてジャンパーを脱ぐことはあるのだろうか。
もしかすると、ジャンパーを脱がされ突き落とされたのかもしれない。