お年玉

意味が分かると怖い話

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉

〈前の話へ:新品のような包丁〉  〈次の話へ:てるてる坊主〉

■本編

僕の家では、お年玉はもらったぶんだけ使っていいことになっている。
 
だから、いつもすぐに全部使ってしまう。
そんなに欲しくないものでもすぐに買ってしまうのだ。
 
そして、絶対に後で後悔する。
もっと欲しいものが出てくるからだ。
 
だから今年は絶対に使わないようにしようと思って、ポケットに大切にしまっている。
ここで我慢して、あとからもっと欲しいものが出てきたら買うんだ。
 
僕は本当に頑張って我慢した。
我慢して我慢して我慢した。
 
そして、冬休みが終わって、2月になったとき、楽しみにしていたゲームが発売された。
 
僕はさっそくゲームを買おうと思って、ポケットに手を突っ込んだ。
 
でも僕は知らなかったんだ。
 
ポケットにずっとお金を入れてたら、小さくなってしまうなんて。
 
終わり。

■解説

語り部はお年玉をずっとズボンのポケットに大切に入れていた。
だが、1ヶ月以上、同じズボンをはき続けるとは考えにくい。
ということは、少なくても1回は洗濯されていることになる。
お金を入れたまま。
 
また、「小さくなった」というのは、お札が小銭になった(母親あたりに使われた)ということではなく、お札の場合は特殊な紙で出来ているため、ボロボロにはならない。
だが、小さくなってしまう。
そのまま使おうとしても、偽札だと思われてしまうため、使うことはできない。

 

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉

〈前の話へ:新品のような包丁〉  〈次の話へ:てるてる坊主〉