本編
世界で大きな戦争が起こり、多くの人間が死んだ。
その影響で各地は荒れ果て、栄華を誇っていた人間の世界は見る影もなくなってしまった。
しかし、それでも人間は繁栄するために集団を作り、発展していく。
いつしかその集団は小さな国へと成長した。
だが、近隣にある国がそれを脅威に思い、叩き潰そうと攻めてきた。
小さな国は抗い、必死に戦い続けた。
そして激闘の末、その小さな国は逆に攻めてきた国を亡ぼすに至った。
小さな国の兵士は遺恨が残らないようにと、攻めてきた国の人々を全て殺してしまう。
これで、この小さな国は世界の半分を手にしたことになった。
終わり。
■解説
国を一つ亡ぼしたことにより、世界の半分を手に入れたということは、逆に言うと小さな国程度の人間しか、この世界には残っていないということになる。
大きな戦争で人間は絶滅に瀕している状態になっていた。
だが、そんな状況でも人間は争いを止めないということを意味している。
この世界の人類が滅ぶのに、そこまで時間はかからないということになる。