助けて

意味が分かると怖い話

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本編

夜の8時。
バイトが終わって家に帰ろうと歩いていた時だった。
5歳くらいの女の子が必至な形相をして「助けて」と言ってきた。
 
これは何かの事件だと思い、警察に連絡した。
5分くらいすると、30歳くらいの女性が走ってきて、その女の子の保護者だと言ってきた。
 
女のを見て、女の子が怖がっていたので、この女が事件の犯人だと思った。
だから俺は確認が取れるまで女の子は渡せないと言った。
 
警察がやってくると、その女が女の子の母親だと確認が取れた。
 
女の子が母親に連れられて帰っていく。
 
なんだ、心配しすぎか。
 
俺は安心して家へと帰った。
 
終わり。

■解説

女の子は母親から虐待を受けて、語り部に助けを求めていた。
つまり女の子は助かっていない。