本編
家に帰ってみると、部屋が荒らされていた。
どうやら空き巣に入られたみたいだ。
最近、空き巣が多く、警察もおそらく同一犯だろうと言っていた。
念のため、部屋の中の指紋をとってもらったら、残されていた指紋は1種類しかなく、他の空き巣に入られた家で採取された指紋と一致したようだ。
なので、同一犯ということが確定した。
だからと言って、なんだという話だが。
指紋が残っているということは、素手で犯行に及んだんだろう。
わざわざ証拠を残していくなんて、馬鹿な奴だ。
近いうちに逮捕されるはずだと警察も言っていた。
早く捕まって欲しいけど、盗られたものって戻って来るんだろうか?
大事にしてたものもあるから、返して欲しいな。
終わり。
■解説
部屋には「指紋は1種類しかない」と警察が言っている。
そして、その指紋は「犯人のもの」である。
ということは、「語り部の指紋」はついていないということになる。
一体、語り部は何者なのだろうか。
そして、この部屋は本当に語り部の部屋なのだろうか?
