本編
ある日、資産家の5歳の末っ子が行方不明になった。
親は資金を惜しみなく投入し、捜索を行う。
さらに誘拐の可能性も考え、身代金も用意した。
しかし、3日が経過しても行方不明になった子供は見つからず、誘拐犯からも連絡は来なかった。
何とか子供を見つけたいと思った両親は有名な占い師を呼び寄せた。
その占い師はいなくなった人はもちろん、紛失した物でさえも見つけ出してしまうのどの能力を持っている。
高額を積み、何とか探し出してほしいと占い師に頼む両親。
占い師は金額に関係なく、いつも通り、占いを行った。
その結果、占い師はこう言った。
「お子さんは明日、家に戻ってきます」
それを聞いた両親は報酬を2倍支払うほど喜んだ。
次の日。
占い師の言う通り、子供が家に帰って来た。
しかし、両親は絶望し、泣き崩れた。
終わり。
■解説
供は事故で亡くなってしまった。
誰かがそれを発見し、子供は遺体となって家に帰ってきたのである。