本編
俺は未来予知ができる。
といっても、小さいこと無理で、人の生死にかかわるようなことだけだ。
その日、俺はとんでもない予知を見た。
巨大な隕石が落ちるというものだ。
人類が滅亡するくらいの大きさの隕石だった。
俺はひたすら周りに予知のことを話した。
だが、誰一人信じてくれる人はなかった。
だから、俺は私財を投げ売ってシェルターを作り、その中に隠れた。
そして俺の予知は当たり、隕石が落ちた。
もちろん、俺はシェルターのおかげで生き延びることができた。
終わり。
■解説
人類が滅亡するほどの隕石が落ちている。
そして、語り部以外誰も信じていなかった。
つまり、生き残ったのは語り部だけということになる。
これから語り部は1人で生きていかないとならない。