本編
男は登山家で、山に登っている様子を動画にとって配信するユーチューバーだった。
今回も、頭にカメラを付け、撮影しながら一人で山に登り始める。
しかし、男は途中で足を滑らせ滑落してしまう。
そのせいで男は亡くなってしまう。
後日。
男の家族から、男の最後の映像として動画がアップされた。
そこには男が山の斜面を転げ落ちる中、カメラに向かって助けてと叫んでいる姿が映っていた。
終わり。
■解説
男はカメラを頭に付けていたはずである。
それなのに、カメラ目線になるのはおかしい。
つまり、映像は男が付けていたカメラではなく、第三者が撮影したものということになる。