奇病の特効薬

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本編

男は今まで発見されていなかった、新種の奇病にかかってしまった。
新種のため、もちろん、治療法も見つかっていない。
 
男はただ、死を待つだけだった。
 
だが、男が絶望する中、病院に未来からタイムマシンが到着した。
そのタイムマシンには誰も乗っていなく、一通の手紙だけが入っていた。
 
その手紙の内容は、未来では男がかかった奇病が蔓延していて、多くの死者が出ているとのことだった。
しかし、今、ようやくその奇病の特効薬が完成する目途がたったらしい。
 
そこで、世界で初めて奇病にかかった男に、未来まで来ないかという誘いのためにタイムマシンを送ってきたらしい。
しかも、そのタイムマシンは貴重なものでこのタイミングを逃せば、もう未来に来るすべはないとのことだ。
 
男は喜んだ。
さっそく、タイムマシンに乗り込み、未来へと向かった。
 
無事に未来にたどり着いた男は、研究者によって色々と実験される。
そして、その数日後。
奇病の特効薬が完成した。
 
しかし、男はその特効薬を使うことはなく、死んでしまった。
男は未来に来たことを後悔して、死んでいったのだという。
 
終わり。

■解説

なぜ、特効薬が完成したのに、男は使うことなく死んでしまったのか。
それは、「特効薬ができる前」に男が死んでしまったからである。
そして、なぜ、男は後悔したのか。
理由は「男を実験したことで」特効薬が完成したからである。
つまり、未来人は特効薬を完成させるために男を呼んだのであって、治す気はなかった。

 

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