■本編
次のテストの結果で、俺が留年になるかどうかが決まると言われた。
けど、正直いって自信はない。
このままだと弟と同じ学年になってしまう。
それだけは避けたい。
そこで俺は色々と考えた末、カンニングペーパーを作ることにした。
古典的な方法だが、今の俺にはこれしか方法がない。
とはいえ、いざ、カンニングペーパーを作るにしても、どう作っていいかわからない。
誰かに頼もうかと考えていると、弟もカンニングペーパーを作っているのを見つけた。
ラッキー。
あいつも成績が落ちてたもんな。
これを使わせてもらおう。
俺はさっそく、そのカンニングペーパーを紙に写した。
終わり。
■解説
語り部と弟は学年が違う。
弟が作ったカンニングペーパーを使っても意味がない。
語り部は留年する可能性が高い。