かまくら

意味が分かると怖い話

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■本編

俺が住んでるところは雪国だったんだけど、最近は気象異常なのか、雪が少ない年が続いた。
 
だから、今年、異常までに雪が降ったことで、妙にテンションが上がった。
昔はよく作ったかまくら。
会社が休みということもあって、大きなかまくらを作ってしまった。
 
気づいたら、外は真っ暗になっている。
 
必死になって時間も忘れて作ってたからお腹も減った。
 
そこで俺はかまくらの中に七輪と鍋を持ち込んで、ラーメンを作って食べた。
お腹いっぱいになったからか、眠くなってくる。
厚着もしてるし、ちょっとくらい寝ても大丈夫だろう。
 
そう思うと、一瞬だった。
 
そして、寝ているとなんだかガリガリと削るような音が聞こえてくる。
 
なんだよ、うるさいなぁ。
せっかくこっちはいい気分で寝ているのに。
 
終わり。

■解説

語り部は雪国に住んでいるということは、しっかりと除雪の整備が整っている地域だと考えらえる。
そして、大雪ということは、朝に除雪車が動き出しているということ。
さらに、ガリガリという音は雪を削りながら除雪する除雪機だと考えられる。
語り部はこのまま寝ていると、除雪機によってミンチにされる可能性が高い。

 

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