洒落怖

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：猫のお姉さん〉　 ■本編 恥ずかしい話なのだが、僕の初恋の相手は人形だった。 　 小学３年生の時、学校の裏山の近くに、ある外国人が引っ越してきた。 売りに出されていた洋館を買い取り、そこに移り住んできたのだとい...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：手首〉　　〈次の話へ：ドールメーカー〉 ■本編 僕が小学校の頃、近所に『猫のお姉さん』って呼ばれてる人がいた。　別にそのお姉さんが猫をたくさん飼っているとか、猫っぽい顔をしているとかではない。いつも、「猫を探し...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：ドッペルゲンガー〉　　〈次の話へ：猫のお姉さん〉 ■本編 みんなって、ゴミ出しは何時ごろ出してる？ 　 その地域のごみステーションっていうの？ あそこにゴミを出す時間。 　 ゴミ収集車が来るのって、大体８時か９...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：座敷童〉　　〈次の話へ：手首〉　 ■本編 ドッペルゲンガー。 それは自分とそっくりな姿をした分身と言われている。 今ではわりと有名で、知らない人はいないんじゃないかと思う。 　 でも、それはあくまで作られた物語...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：同じ顔〉　　〈次の話へ：ドッペルゲンガー〉 ■本編 私はずっと東京生まれで東京育ちだったのですが、娘が酷い喘息になってしまい、田舎に引っ越すことになりました。　夫はテレワークで出来る仕事ということもあり、娘のた...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：民宿〉　　〈次の話へ：座敷童〉 ■本編 きっかけは、あの暑い夏の日のことだった。 　 私は飛び込みの営業で、色々な家を回っていた。 そんな中、カギがかかっていない家があって、ドアを勢いよく開けて挨拶をした。 　...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：同じ日〉　　〈次の話へ：同じ顔〉 ■本編 昔、旅行に出かけることは悪、みたいな風潮があった時期があったのですが、これはその時期の話です。 　 私は無類の旅行好きで、連休があれば色々なところへ旅行していました。 ...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：鏡〉　　〈次の話へ：民宿〉 ■本編 これは怖いというより、不気味や不思議と言った方がいいかもしれない話。　よく漫画やアニメで、ループものってあるよね。同じ日を繰り返すってやつ。　それが１年に１回くらい、１日だけ...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：こっくりさん〉　　〈次の話へ：同じ日〉 ■本編 大学の頃、仲が良かった友達のことをふと思い出して、連絡してみた。 そしたら、その友達は今、怪我をして入院してるって言われて、ビックリした。 週末に、その子のお見舞...

〈洒落怖一覧へ〉 〈前の話へ：小さなおっさん〉　　〈次の話へ：鏡〉 ■本編 私が学生の頃、こっくりさんっていうのが流行ったことがあったんだ。 今でも流行ってたりするのかな？ 　 文字や記号を書いた紙の上に１０円玉を置くやつ。 こっくりさんっ...