kagitani

その男は未来予知ができた。 意識を集中することで、１５秒の間、自分で見た未来が見えるというものだった。 最初、男は周りに自分が、未来が見えると言ったが信じてもらえることはほぼなかった。 しかし、男が言うことが何度も当たったことにより、徐々に信じる者が多くなっていく。

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉 〈前の話へ：黒歴史〉　　　〈次の話へ：未来予知〉 本編 お墓参りは家族全員ですることにしている。まあ、当たり前といえば当たり前なのだが、今はお墓参りをする人自体が少なくなって来るらしい。でも、俺は昔、おじいち...

黒歴史。 今となっては、誰にも話したくないこと。 それは誰にでも１つくらいはあるのではないだろうか。 もちろん、俺にもある。

男は極秘に、脳についてある研究をしていた。 それは若返りの研究で、とても危険で倫理的にも問題になるため、誰にも話していなかった。

今、俺が住んでいるアパートはとにかく古い。 本当に古い。 築４０年とかだったかな。

男は不倫をした。 それが妻に見つかり、男は妻から責められることになった。

男はニートで引きこもりだった。 ずっとゲーム三昧で過ごしていたため、男の両親は激怒し、男からパソコンを奪い取る。

ある大学の教授が学会で論文を発表した。 それはその分野では画期的な発見で、大いに注目されていた。 教授は学会で発表をする際に、涙ながらにこう語った。

少年はいつもテストで赤点ばかりで、通知表も平均で「２」という状況だった。 担任からも留年するぞと脅されていたが、少年はとくに気にせず、いつもゲームばかりしていた。

少女は恋をした。 少女にとってそれは一生に一度の大恋愛だった。 だが、周りは１０代の恋で、どうせ恋に恋しているだけだと笑った。