深夜のファミレス

意味が分かると怖い話

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本編

最近、なんだか体調が悪い。
ほとんど家に帰れないくらい仕事が忙しいからかもしれない。
さらに身体が疲れているのに、眠れない。

いつ倒れてもおかしくないと思う。

そんな中、唯一の楽しみは深夜2時にファミレスでドカ食いすることだ。
いつものお店に入ると、いつもの店員がいつもの席に案内してくれる。

メニューを見て、今日は何を食べようかと悩んでたら、店員が慌てたようにやってきた。

「すみませんでした」

そう言って、俺の前にもう一つ水を置いた。

終わり。

■解説

『もう一つ』ということは、水を2つ置いたということになる。
そして、いつものお店で、いつもの店員ということは語り部がいつも1人で来ていることを知っているはずである。
それなのに、謝りながらもう一つ水を置いたということは、語り部の近くに『もう一人』いるのかもしれない。