本編
10月になってようやく涼しくなってきた。
エアコンをつけなくても、こうやって窓を開けていれば結構涼しい。
今年は暑い日が続いたせいか、毎日のようにアイスを食べていた。
そのせいか、アイスがないと物寂しくなってしまう。
アイスを食べるのが癖になってしまっていると言ってもいいかもしれない。
そのアイスがなくなってしまった。
買いに行くのは面倒くさいが、食べれないとなると逆に食べたい欲求が強くなる。
仕方ないから、そのまますぐに買いに行く。
大量にアイスを買い込んで家に帰る途中、母親から電話がかかってきた。
「どうしたの?」
「元気かなって思って。お腹壊してない?」
「なんで?」
「どうせ、アイスばっかり食べてるんでしょ?」
母親にはすっかり、行動がバレているらしい。
その後、15分くらい話しながら歩いていると、家に到着する。
また電話をすると言って、電話を切り、買ってきたアイスを冷凍庫に入れた。
さっそく、1個を持って、部屋へと行く。
ドアを開けたら、モワッとした空気が流れてくる。
涼しくなってきたとはいえ、やっぱりまだまだ暑い。
俺はドアを開けてから、さっそく買ってきたアイスを食べた。
終わり。
■解説
語り部は窓を開けていたはずなのに、買い物から帰ると窓が閉まっている。