本編
絶対に破られない監獄があった。
牢屋は絶対に内側からは開けられない仕組みになっている。
そのため、この監獄から脱走できた者はいない。
そんなある日。
牢屋の中で1人の男が瀕死の重傷を負った状態で見つかった。
すぐに治療をしたが、その男は回復することなく亡くなった。
その後、調べてみると囚人が1人、脱走していることがわかる。
だが、牢屋の鍵は1つも壊された形跡は見つからなかった。
終わり。
■解説
牢屋の鍵は内側からは絶対に開けられない。
なので、囚人は看守と入れ替わり、脱走した。
つまり、亡くなった男は看守である。