本編
男は女にある誓いを立てた。
「君には絶対に嘘はつかない」
男は女が大好きだと言っていた、赤、白、青、黄色、ピンク、紫、オレンジ、緑、黒の様々な色のチューリップの束を渡す。
「これ、僕が庭で、君のために育てたんだ」
女はチューリップの束を受け取り、感動で目を潤ませる。
そして、さらに男は、一点の曇りもない笑顔でこう誓った。
「君を一生愛し続けます」
終わり。
■解説
男は庭で、自分でチューリップを育てたと言っている。
だが、青いチューリップは自然界に存在しない。
つまり、既に男は女に嘘をついている。
女に言った「君には絶対に嘘はつかない」も「君を一生愛し続けます」も嘘の可能性がある。
もしかすると男は女に『嘘しか言っていない』可能性も考えられる

