■本編
最近、巷で新たな脱法ドラックが流行り出していた。
そこで国は行政法人の協力を得て、ある学校の学生たちを対象に脱法ドラックの治験を行った。
被験者の学生たちに定期的に、この脱法ドラックを摂取してもらい、影響を調べようとしたのだ。
だが、その1ヶ月後。
驚くべきことに、被験者のほとんどが1ヶ月前の状態とほとんど変わらないという結果が出た。
その結果、国はこの脱法ドラックの規制を見送った。
終わり。
■解説
被験者は治験を行う前から、既に新しい脱法ドラックを使用していた。
なので、1ヶ月後に状態がほとんど変わらなかった。
つまり、その学校の生徒のほとんどが、脱法ドラックを使用していることになる。
また、この後、この脱法ドラックは規制されないので、さらに蔓延する可能性が高い。