サイトアイコン 鍵谷端哉の怖い話

【60分でできる百物語】案山子

小学校の頃、祖母の家に行った時の話。

祖母の家は田舎にあって、人も500人くらいの小さな村だった。
田んぼには大量の案山子が立っていて、全部、村人の顔にそっくりで、本当に人間が立っているようで気味が悪かった。
2日後。帰ろうとした時だった。

自分と同じくらいの「子供の案山子」が小さく震えていた。
驚いて、見ていると、案山子は確かにこう言ったんだ。

「たすけて」

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