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【意味怖】人を殺す呪いの本

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本編

俺には殺したいほど憎い人間がいる。

それは担任の教師だ。
なぜかわからないが、あいつは俺を目の敵にしている。

クラスで何か問題が起これば、全部俺のせいにされる。
あいつが担当している数学だけ、5段階評価で2をつけられる。
テストではいつも80点以上をとってるのにだ。
しかも、他の先生にも俺の悪口を言っているらしく、生活指導の先生に呼び出されて、尋問じみた指導をされた。

本当に、あいつのせいで俺の高校生活は台無しになっている。
あいつがいなければ、俺の高校生活はもっと楽しかったはずだ。

殺してやりたい。

何度もそう思って、あいつを殺す計画を何回も立てた。
でも、あいつのせいで俺の人生が犠牲になるなんて考えると、もっと腹立たしい。

何かいい方法がないだろうか。

そんなことを考えていると、親友のTが、ある本を持ってきた。

「呪いの本を見つけた! これを使えば、憎い人間を呪い殺すことができるんだ」

そう言って、ノートのような薄い本を渡してくる。

「……いや、呪いの本って嘘くさいな」
「マジで本物らしいよ。この本を読んだやつ、何人も死んでるらしい」
「ますます怪しい話だな」
「……まあな。けどさ、試しに使ってみたらどうだ? 本物ならラッキーだろ?」
「確かにな」

俺はTから本を借り、その日の夜に開いた。
その本には、呪い殺すための条件が書かれていた。

『殺したいほど憎い相手に、この本を直接渡して読ませること』

それを見て、俺は絶望に叩き落された。

終わり。

■解説

Tは語り部を憎んでいて、呪い殺そうとして、この本を読ませた。

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