サイトアイコン 意味が分かると怖い話【解説付き】

辛い物好き

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉

〈前の話へ:殺人医師〉   〈次の話へ:指切り〉

本編

僕は辛い物好きだ。
激辛なんて聞くと、すぐに食べに行ってしまう。
 
でも最近は辛さの刺激に慣れてきてしまった。
ハラペーニョはもちろん、ハバネロでも物足りなくなってきた。
 
もう、この世には僕を満足させられる唐辛子なんてないのかも。
 
そう思っていた時、僕はとんでもないものに出会った。
キャロライナ・リーパー。
 
世界で一番辛いなんて言われている唐辛子だ。
 
さすがの僕もちょっと口に入れただけで吐き出してしまった。
 
凄く悔しい。
 
だから僕は特訓することにした。
毎日、唐辛子を爆食いした。
口の中が痛くなっても我慢した。
 
その成果か、ようやく僕はキャロライナ・リーパーを食べることができた。
 
ものすごい達成感。
でも、なんか変だ。
左手が痺れるし、うまく言葉が出てこない。
酷い眩暈もする。
 
それに視界が歪んできて、真っ暗になった。
 
終わり。

■解説

辛い物を食べすぎると脳梗塞など死に至る危険がある。
語り部は明らかに辛い物を食べすぎている。

モバイルバージョンを終了