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【洒落怖】合格通知

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本当に最悪だ。

本命の高校に落ちた。
しかも、模試の判定でも、先生の評価でも、受かるのはほぼ間違いないという状態だったから、滑り止めも受けてない。

本命の高校に集中したかった、というのは正直、建前で、本音はただ、行くつもりもない学校の試験を受けるのが怠かっただけだったのだけど。
親や先生には、滑り止めは絶対に受けておけと何度も言われたが、逆にそれで意固地になってしまった。

こんなことなら、親や先生の言う通り、受けておけばよかった。

絶望だ。
親の言うことを無視しておいて、高校浪人させてくれなんて言っても、させてくれるわけがない。
仮にさせてくれたとしても、一年下のやつらと3年間一緒に高校生活を送るなんて嫌だ。
絶対に、イジメられる。

かといって、就職なんてもっと嫌だ。
大学までは遊べると思っていたのに。

こんな八方塞がりな状態に、今はまだ同情で放っておいてくれているが、どちらにしても、どうするか決めなくてはならない。
考えたくないのに、考えないといけない。

何度も、布団の中で、いっそ飛び降りでもするかと考えたりもした。

そんなある日のこと。
いきなり、家に合格通知が来た。

もちろん、俺はその高校を受けた記憶は全くない。
それなのに、書類にはちゃんと俺の名前と住所も書いてある。
間違いなく、俺に対しての合格通知だった。

念のため、電話をかけて確認したが、俺で間違いないのだそうだ。

そして、不思議なことに、先生や親の話では、俺はちゃんとこの高校を受験していると言っている。
もちろん、俺はそんな記憶はない。

だから、俺からすると、不気味でしかない。
しかも、学校は家からの通いではなく、寮に入らないとならない。
はっきり言って、行きたくなかったが、就職するくらいなら、まだよくわからない高校でも行った方がマシだ。

それに案外、通っているうちに、楽しい高校生活になるかもしれない。
そうポジティブに考えて、入学の手続きをした。

それから、学校から資料が届き、当日までにそろえる物が書いてあった。

物凄く自由な校風なのか、高校なのに制服がなく、私服で通うことも認められているようだった。
カバンもジャージも全部自由。

だけど、1点だけ、揃えてもらいたいものというのがあった。

それは――白装束だ。
何に使うんだろうと不思議に思いながらも、用意した。

そして、さらに変わっているのが、初日の登校日は家にバスが迎えに来るのだそうだ。
楽といえば楽だが、送迎がある高校なんて、聞いたことがなかった。

どんな高校なのか、興味が出てきて、今更ながら調べてみた。
だけど、いくら調べても、ネットでヒットしない。

試しに、高校から来た資料に書いてある住所を調べてみると、そこは大きな墓地だった。

明日は入学日だ。

果たして、俺は逃げるべきなんだろうか?

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