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【洒落怖】イマジナリーシブリングス

<洒落にならない怖い話一覧>

俺には10歳年の離れた弟がいる。
弟ができた頃、俺は全然、友達もいなくていつも一人だったから、凄く嬉しかった。

だからそのとき、俺は小学生だったけど、急いで学校から帰ってから弟の面倒をずっと見てた。
そのこともあってか、弟は俺に凄く懐いていて、それがまた可愛かった。
どこに行くにも弟を連れて回り、弟と一緒に色んなところに遊びに行ったものだ。

けど、高校に行くようになると、さすがにずっと弟に付きっ切りというわけにはいかない。
友達もできたし、部活だって始めた。

高校生活が充実していて、正直、弟のことが煩わしいと思うことも多くなってくる。
弟は学校でも友達ができないらしく、いつも俺と遊びたがった。

とはいえ、さすがに高校生にもなれば、友達と遊ぶのに弟を連れてはいけない。
だからいつも、悪いとは思いながらも、弟を置いて遊びに行っていた。

そんなあるとき、学校に帰ってから出かけようとした俺の足に弟がへばり付いてきた。
遊んで欲しいと我がままを言い、話してくれない。
だから俺は昔、やっていた遊びを弟に教えることにした。

それは二人ごっこ遊びだ。

一人で友達を演じるというもので、コントとかで一人二役を演じるみたいなやつだ。
言ってしまえば、一人遊びなんだけど、意外とハマれば面白い。
俺も小学校の頃はよくやっていた遊びだ。

すると弟もハマったようで、いつも一人で遊んでいて、俺に連れて行ってくれとは言わなくなった。

最初は楽になったと喜んでいたが、段々と不安になってくる。
なぜなら、俺に遊んで欲しいと言わないどころか、無視するようになった。

話しかけても無視されることが多い。
それはわざとというよりは、どちらかというと気付かないと言った方が近い感じだ。

その代わりというか、いつも二人ごっこ遊びをしていて、それに熱中している。

そして、俺はあることに気付いた。

弟は一人二役を演じているというよりは、見えない相手に話しかけている。
つまりは想像の友達に話しかけてるという感じだ。

なんでも、こういうのはイマジナリーフレンドというらしい。

弟は結構、想像力豊かで集中力もある。
イマジナリーフレンドを作り出すにはうってつけらしい。

今の状態は楽だが、さすがにこのまま放置するのはヤバいと思う。

だから、俺は意を決して弟に言った。

「その子は存在しないんだよ。お前の想像が作り出した友達なんだ」

すると弟はキョトンとした顔でこう言ったんだ。

「お兄ちゃんと同じってこと?」

え? どういうこと?

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