サイトアイコン 意味が分かると怖い話【解説付き】

深夜の警備員

〈意味が分かると怖い話一覧へ〉

〈前の話へ:非常口〉

本編

深夜の警備員のバイトを始めた。
時給も高いし、楽だと聞いたからだ。

バイト初日。
やることは単純で、単に時間になったら見回りをするだけらしい。

話を聞いて、俺は「やった」と思った。
こんなに楽なのに、前のバイトよりも時給が1.3倍くらいある。

けど、そう思っていたら、バイトリーダーっぽいおっさんが、笑いながら「ここは出るぞ」と言ってきた。

それを聞いて、俺は血の気が引いた。
昔から霊感が強く、その手の話はかなり苦手なのだ。

それを知っていたらこんなところ、受けなかったのに。

しょうがない。
今日一日なんとかやり過ごして、今日でバイトを止めよう。

そんなことを考えていたら、バイトリーダーっぽいおっさんが見回りから戻ってきた。

見回りは順番にやるらしい。
もう一人のアルバイトの20代の男の人が入れ替わるように部屋から出て行った。

その人が戻ってきたら、今度は俺の番だ。
初日から幽霊が出ないことを祈るしかない。

すると、チームリーダーっぽいおっさんがこう言ってきた。

「おい、早く見回りに行け」

終わり。

■解説

「見回りは順番にやるらしい」と語り部は話している。
そして、バイトリーダーらしき男が戻ってきた後、もう一人の20代の男が見回りに出て行っているのを語り部は見ている。
それなのに、「おい、早く見回りに行け」と言われるのはおかしい。
つまり、語り部がもう一人のバイトだと思っていた20代の男の人が幽霊だったことになる。

モバイルバージョンを終了