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防犯カメラ

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本編

最近、誰かに見られているような気がする。
仕事から帰ってきたときに、部屋の中に何か違和感がある。

別に下着を取られたとか、お金が無くなっているとかは一切ない。
ただ、物が移動しているような気がする。

でも、勘違いかもしれないから、警察にも相談ができない。

そんなとき、友達が「防犯カメラを設置してみたら?」とアドバイスをしてくれた。

だから私はさっそく防犯カメラを買って、侵入者に気付かれないように部屋の隅の本棚の上に設置してみた。

そして、次の日。
仕事から帰ってきて、さっそく防犯カメラの映像を再生してみる。

すると何も映っていなかった。

よかった。
やっぱり、気のせいだったんだ。

終わり。

■解説

防犯カメラは常に録画しているはずなので、何も映っていないのはおかしい。
つまり、ストーカーが防犯カメラの存在に気付き、映った映像を消したということになる。

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