お父さん

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本編

お父さんは僕にずっと冷たかったけど、愛されていたと思う。
　
だって、お父さんはずっと「一番大切なのは息子だ」と言っていたから。
　
でも、お父さんが死んだとき、僕には遺産を渡さないように遺書に書いてあった。
　
終わり。

■解説

語り部は父親の本当の子供ではなかった。
つまり母親は浮気をしていて、浮気相手との子供だったことになる。
そして、大切なのは息子と言っていることから、父親の方も浮気をして、本当の子供がいることがわかる。