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クマのぬいぐるみ

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本編

隣の一人暮らしのおばさんの家には私と同じくらい大きくて、動くクマのぬいぐるみがある。
 
私が遊びに行ったら、ぺこりと頭を下げるし、帰るときになったら手を振ってくれるの。
もっと凄いのは、そのぬいぐるみは私と同じようにおっきくなっていくんだよね。
友達ができたみたいな感じがして、いつもそのぬいぐるみに会うためにおばさんの家に行っている。
 
そのぬいぐるみは私が生まれるのと同じくらいのときに、おばさんに子供が生まれたときに作ったみたい。
ということは、このぬいぐるみは私と同じ年ってことだよね。

私はもっとこのぬいぐるみが好きになった。
だから、おばさんにこのぬいぐるみが欲しいって言ったら、断れれちゃった。
 
それならおばさんにもう一つ作って欲しいって言ったら、結婚して子供ができたらねって言われた。
 
どういうことだろう?
 
終わり。

■解説

ぬいぐるみの中にはおばさんの子供が入っている。

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