本編
女は幼いころからずっと自分の顔にコンプレックスを持っていた。
そして、高校生の頃にテレビで見た、ある女優に憧れる。
まさに、理想の顔。
女はずっとその女優のような顔になりたかった。
そんな女は成長し、働くようになるとお金を貯めて顔を整形することを決意した。
主治医にどんな顔になりたいかと言われ、女は憧れの女優の名前を言った。
どの頃の顔になりたいかと聞かれ、女は適当にその女優が16歳のころのような顔がいいと答える。
無事に手術が終わると、女が言った希望通りの顔になった。
だが、女は変わった自分の顔を見てがっかりしたが、もっとその女優のことが好きになった。
終わり。
■解説
その女優も整形手術を受けていた。
16歳はまだ手術を受ける前だった。
そして、その女性も顔にコンプレックスがあったことを知り、共感してさらに好きになった。