本編
青年は1人用のゴムボートに乗り、釣りを楽しんでいた。
しかし、釣りに夢中で、サメが出る地域に来てしまっていた。
青年はそのことに気付き、慌てて戻ろうとする。
だが、そのとき、溺れている男を見つけた。
助けてくれと叫ぶ男。
青年が男を助けようと近づくと、青年は男に捕まれて逆に海に落ちてしまった。
その直後、青年はサメに食われてしまい、残った男はボートに乗ることで助かった。
青年はサメに噛まれて死んでしまったが、海上保安庁によりなんとか遺体は回収された。
その遺体を調べると、なぜかサメの歯とは別の、ナイフで刺されたような傷跡があった。
終わり。
■解説
男は1人用のボートに乗ることと、サメが迫っているのをやり過ごすために、持っていたナイフで青年を刺し、その血によってサメをおびき寄せた。
全ては自分が助かるために、助けに来た青年を犠牲にしたのである。
動画
簡易的な読み上げの動画になります。
音声でサッと聞きたい方はこちらをどうぞ。