本編
女はある男にストーカーされていた。
SNSでやり取りしていたのだが、載せていた写真や書き込みの内容から自宅を特定されてしまった。
女は最初、男のことに気づかなかったが、最近、家の中から物音がしたことや、家の中の物の位置が変わっていたこと、物が無くなったことに気づき、防犯カメラを設置した。
すると、その防犯カメラに男が家の中に侵入しているのが映っていた。
女はすぐにその映像を警察に持っていく。
すると、男はすぐに捕まり、二度と、女に近づかないという念書を書かされてた。
男は反省したということもあり、女は許すことにした。
しかし、それから数日後。
寝ていると、勝手にドアが閉まる音がした。
女は警戒し、すぐに警察に電話した。
警察が駆けつけ、家の中を調べたが、人が侵入した形跡はない。
そして、防犯カメラを確認したが、あの男の姿は映っていなかった。
終わり。
■解説
今回のことは2つのパターンが考えられる。
1つは、「あの男」は映っていなかったが「違う人間」は映っていたというパターン。
女は一人ではなく、複数の人間からストーカーされていたということになる。
もう1つは、「何も映っていなかった」パターン。
何も映っていないのに、家の中から物音がするというのはおかしい。
もしかすると、「人間ではない者」が家の中にいるということになる。